2006年08月05日

「笹短歌ドットコム」投稿歌  お題「酒」(1)


 
文庫本三冊ほどの重さした旅の疲れをビールで癒す  


百歳のおばあが唄う「てぃんさぐぬ花」とオリオンビールに酔えり  


ビール瓶色した肌の若者のマウス・ツー・マウスをうけるおじさん  

 
砂浜に一升瓶が流れ着くたこ八郎のいない七月  

 
ブランデーグラス揺らして裕次郎ファンの父の霊を迎える  


カップ酒に溺れて死ぬる蟻もいてお盆の墓地は暮れてゆくなり  


馬乳酒を飲んでいたなら楽々と勝てていたかも亀田興毅は


「彦麿呂の比喩も敵わぬおいしさ!」とお銚子一本サービスの比喩


球場の売り子がそそぐ黄金のビールの酔いで少年にもどる


【佳作】
キンキンに冷えた麦酒(ばくしゅ)よ汗かきの麒麟がわれを誘惑してる  


 
ニックネーム 異能兄弟 at 00:00| Comment(0) | 笹短歌ドットコム「酒」
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